出会い系サイトは援助目的で利用する男女もいて、売春がはびこるサイトだとも言えます。
不倫や援助交際は公序良俗違反になり、法律違反となってしまうので、不倫や援助交際を全面に押し出しているサイトには登録しないほうが良いでしょう。
もし、そのようなサイトで相手が既婚者の場合、不倫と認められるのでトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
公序良俗違反は民法で内容がよく分かる
公序良俗違反と言う言葉が法律で見られるのは、民法90条です。
民法第90条
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E5%BA%8F%E8%89%AF%E4%BF%97
公の秩序又は善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は無効とする。
民法では、上記のように定められています。不倫や援助交際、売春は秩序を乱すため、禁止とされています。
これはつまり不倫や援助交際等の一般社会の倫理、正義に反する約束事は成立しないと言う意味です。
最近よくある「援助交際・逆援助サイト」などがこれにあたり、このような公に誘う出会い系サイトはこの法律により無効になります。規約は一切無効であり一円も払う必要はありません。
それを不倫や援助交際では具体的にどのように書いてあるのかと言うと、以下が実際にあった判例です。
- 妾を維持するために扶養費を払って契約するのは無効
- 婚外性交渉を行っていて、それを辞めるために金銭を払うのは有効
この他にも借金の肩代わりに娘を芸者で働かせるのが無効などもありますし、賭博や公正な競争を妨げるのも公序良俗違反です。
不倫や援助交際をうたっているサイトは違法
不倫や援助交際がダメだと民法でしっかりと定義されているのに、なぜ出会い系サイトは運営できるのか?それは、出会い系サイトはあくまでも「出会い」だからです。男女の仲を深める架け橋なので、不倫や援助交際を推奨していませんので、運営がオッケーなのです。
売春を表すような男女のやり取りは、取り締まっています。出会い系サイトのホームページや宣伝でも健全なイメージを全面的に押し出して不倫や援助交際のイメージは微塵も感じません。
もし「不倫ができる!」や「女の子が買える」などの言葉がホームページにあり、サイトが不倫や援助交際のイメージ全開ならば、そのサイトは違法サイトの可能性があります。
男性の不倫したい、女を買いたいと言った欲望につけ込み、日本の民法で禁止されている事をわざわざ全面的に押し出しているんですから、会員登録したら運営側から「売春しようとしましたね?法律違反ですよ。」と脅されて金銭を取られる可能性もあります。
不倫サイトとして有名な「アシュレイマディソン」はグレーゾーン
不倫と出会い系サイトと言ったらピンとくるのがアシュレイマディソンではないでしょうか?カナダ発の出会い系サイトで、不倫を推薦しているサイトです。情報流出によって大問題となりましたね。
アシュレイマディソンの以前のキャッチフレーズは「人生は一度だけ。不倫しましょう。」と不倫を推奨するような言葉でした。
なぜこのサイトは違法として禁止にならなかったのか?疑問ですよね。アシュレイマディソンの場合はグレーゾーンです。
不倫とキャッチフレーズがありますが、最終的に不倫するかどうかは男女2人が決める事なので、アシュレイマディソンが原因で不倫になったと直接的な関係はありません。
もしアシュレイマディソンが運営に雇われた女性を用意して「この女性と不倫をどうぞ。」と紹介してきたら公序良俗違反になる可能性は高いのですが、アシュレイマディソンはただ出会いの場を提供しているだけで他の出会い系サイトと同じです。
現状ではグレーな立場のアシュレイマディソンですが、出会い系サイトの一部と考えられています。しかもアシュレイマディソンは経営が変わり、今はクリーンなイメージで運営中です。「今この瞬間を生きよう」とのキャッチフレーズになっています。
昔のままの不倫を押し出したサイトのままだったらアウトになる日も来るかもしれませんが、今なら大丈夫でしょう。
まとめ
出会い系サイトが公序良俗違反になるかどうかと言ったら、完全にホワイトではありません。そのため大手出会い系サイトのような、なるべくクリーンなイメージのサイトに登録しておいた方が後からトラブルにならないでしょう。
また、不倫や援助交際は出会い系サイトで女性を見つければ簡単にできてしまいますが、民法に反するのは覚えておきましょうね。
民法は刑罰の対象にはなりますが、反する事で損害賠償などの危険はあるのでリスクは高いと言えます。
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